広島県の地震リスク総点検!被害想定と命を守る防災対策【2026年最新】
広島県の地震史を振り返る上で、絶対に風化させてはならないのが2001年(平成13年)3月24日に発生した芸予地震です。マグニチュード6.7、最大震度6弱を記録したこの地震では、広島市中区や呉市などで激しい揺れが観測され、死者2名、負傷者数百名、損壊家屋数万棟という大きな被害をもたらしました。
当時の報道記録や被災者の証言集を紐解くと、「立っていられないほどの縦揺れの後、激しい横揺れが襲った」「呉市や広島市中心部のビル街で外壁タイルや窓ガラスが粉々に降り注いだ」という生々しい声が残されています。特にデルタ地帯の軟弱地盤上に建つ古い木造家屋や、埋立地の港湾施設では側方流動や噴砂などの液状化現象が多数確認されました。
さらに遡れば、1905年(明治38年)の芸予地震(M7.2)や、江戸時代・昭和初期に記録された安芸灘地震 過去の記録においても、石垣の崩壊や山崩れによる死傷者が多数報告されています。「広島は地盤が硬いから揺れない」という俗説は、これらの歴史的事実の前に完全に否定されます。周期的に訪れるプレート内地震の切迫性を、私たちは過去の傷跡から再認識しなければなりません。