大腸がんは早期なら9割完治?無症状の罠と便潜血検査の真実
国立がん研究センターなどの最新統計データによると、大腸がんは発見されるステージによって治療法と予後が劇的に変化します。粘膜内にとどまる「ステージ0」や、大腸の壁の筋肉の層(固有筋層)にとどまりリンパ節転移がない「ステージ1」における5年生存率は90〜98%前後を記録しており、早期発見における完治率は極めて高い水準を誇ります。
病期が進んでリンパ節への転移が見られるステージ3や、肝臓・肺など他の臓器へ遠隔転移するステージ4になると、開腹・腹腔鏡手術に加えて長期の抗がん剤治療が必要となり、生存率も低下します。大腸がんとの闘いにおいて、いかに早期の境界線内で病変を捉えられるかが最大の分岐点となります。