柳井一族の知られざる家系図と総資産!息子たちの現在と後継の全貌
柳井家の原点を辿ると、山口県宇部市で父・柳井等(ひとし)氏が1949年に創業したメンズショップ小郡商事に突き当たります。等氏は地元政財界にも顔が利く豪放磊落な実業家で、ヤクザ映画の興行などにも関わるなど、地域社会で強い存在感を放っていました。若き日の柳井正氏は、父親の強烈なプレッシャーから逃れるように早稲田大学政治経済学部へ進学し、卒業後はジャスコ(現イオン)に勤務したものの、わずか9カ月で退職。宇部市に戻り、父の会社を手伝う形でビジネスの世界に足を踏み入れました。
柳井正氏の家族構成は、妻の照代夫人、そして長男の一海(かずみ)氏、次男の康治(こうじ)氏の4人家族が中核です。親族関係を整理すると、父・等氏から引き継いだ事業を世界規模のSPA(製造小売業)へと飛躍させた正氏の手腕が際立ちますが、家系図全体を俯瞰すると、一族の血脈を経営に直接介入させすぎない厳格な線引きが見て取れます。
自著『一勝九敗』のなかで柳井氏は、父親との葛藤について「何をやっても認めてもらえなかった」と述懐しています。厳格な父に対する反発と尊敬が入り混じるなかで培われた「同族経営の甘えを許さない」という冷徹なリアリズムこそが、現在の柳井一族を規律づける最大の原動力となっているのは間違いありません。