重要指名手配犯はなぜ逃げ切れる?驚愕の潜伏手口と懸賞金の真相
警察庁が毎年秋、全国警察を挙げて重点的な追跡を展開するために選定する「警察庁指定重要指名手配被疑者」。正式には「警察庁指定被疑者特別指名手配」と呼ばれ、社会的に著しく危険性が高く、全国規模で組織的捜査を展開する必要があると認められた事件の容疑者が指定されます。
警察庁刑事局の公表資料によると、重要指名手配の現在の一覧には、殺人、強盗殺人、凶器準備集合、放火などの凶悪事件を引き起こした十数名が名を連ねています。交番等に掲示される重要指名手配ポスターは毎年11月の指名手配被疑者捜査強化月間に合わせて刷新され、顔写真の経年変化予測図(エイジング加工写真)や別角度のカットが随時追加されています。
近年の指名手配逮捕の最新ニュースを振り返ると、数十年に及ぶ逃亡生活の末に偽名で病院に潜伏し、息を引き取る直前に身元が判明した極左過激派事件の例など、捜査当局と社会に巨大な衝撃を与える事態が相次ぎました。警察庁はこうした事案を受け、医療機関、簡易宿泊施設、日雇い労働の現場などに対する身元確認の照会要請を大幅に強化。全国の捜査網は今、かつてない密度で張り巡らされています。