阪神淡路大震災の活断層の正体とは?野島断層のズレと現在の関西リスク

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阪神・淡路大震災をもたらした直接の原因は、淡路島北部から神戸市街地の地下深くに位置する「六甲・淡路島断層帯」の急激な活動です。1995年1月17日午前5時46分、明石海峡の地下約16kmを震源として断層の破壊が始まりました。

この破壊によって動いた代表的な断層が、淡路島北西部に位置する「野島断層」です。地下深くで始まった断層のズレは、わずか数十秒の間に北東と南西の双方向へ音速に近いスピードで伝播しました。南西側へ走った破壊は野島断層を動かして地表へと顔を出し、北東側へ走った破壊は須磨断層や諏訪山断層など、神戸の都市直下に潜む断層群を次々と揺さぶりました。

当時の断層のズレの経緯を解析すると、長さ約40kmにわたる断層面が最大で約2メートル以上も横方向に食い違い、同時に上下方向にも段差を生じさせていたことが分かっています。地殻に蓄積されていた膨大な歪みエネルギーが一気に解放された結果、都市の直下でマグニチュード7.3の大エネルギーが炸裂することとなりました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

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