加トちゃんケンちゃんごきげんテレビの伝説!最高視聴率の真相
1985年9月、16年間にわたり土曜20時の絶対王者として君臨した『8時だョ!全員集合』が惜しまれつつフィナーレを迎えました。当時、裏番組の『オレたちひょうきん族』が台頭し、公開生放送スタイルの舞台コントから、スタジオ収録を中心としたテンポの速いパロディ・トークへと視聴者の嗜好が移り変わる過渡期にありました。
ザ・ドリフターズのリーダー・いかりや長介から土曜8時の看板を引き継ぐ形で白羽の矢が立ったのが、グループ内で圧倒的な瞬発力と人気を誇っていた加藤茶 志村けん コンビでした。1986年1月11日に幕を開けた『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』の放送期間は、1992年3月28日までの約6年3か月、全312回に及びます。
舞台公開生放送の制約から解き放たれた2人は、緻密なリハーサルと膨大な制作費を投じたスタジオ&ロケーション撮影へと舵を切りました。いかりや長介という絶対的な統率者から離れ、加藤と志村が対等のバディ(相棒)として繰り広げる掛け合いは、従来のドリフファンのみならず、新しい世代の若者やファミリー層の心を瞬く間に掴み取ったのです。