元テレ東異端ディレクターの現在と最新独占取材映像の驚愕裏側
彼を一躍時代の寵児とした『ハイパー ハードボイルド グルメ リポート』は、単なるグルメ番組や海外取材番組の文脈を完膚なきまでに打ち砕いた。危険地帯取材を敢行し、「ヤバい奴らのヤバい飯」を撮るという極めてシンプルなコンセプトの裏側には、人間が生きることの本質や暴力、差別の構造に対する批評的な眼差しが貫かれていた。
画面越しに伝わる緊迫感、いつ銃撃に巻き込まれてもおかしくない死線での撮影は、日本のテレビ映像制作業界に強烈な衝撃を与えた。演出という名の過剰な作為を削ぎ落とし、対象者の呼吸や食事の音そのものをドキュメンタリーとして提示する手法は、今なお多くのクリエイターに絶大な影響を与え続けている。