ヴェルサイユ宮殿庭園の全貌!噴水ショー日程や無料の真相と回り方
ヴェルサイユ宮殿の庭園が唯一無二とされる最大の理由は、希代の造園家アンドレ・ル・ノートールが築き上げた壮麗なフランス式庭園の完成形にあります。自然を人間の理性と知性で完全に制御・調和させるという思想のもと、宮殿を中心に東西南北へ伸びる完璧な左右対称(シンメトリー)の軸線、遠近法を計算し尽くした並木道や運河は、見る者を圧倒する劇的な視覚効果を生み出しています。
旅行者の間で長年混乱を生んでいるのが、ヴェルサイユ宮殿の庭園入場料をめぐるルールです。ネット上には「庭園は入場無料」という言説が散見されますが、これは半分正しく、半分は誤りです。現行の料金体系では、11月から3月のローシーズン平日や噴水イベント非開催日には一般開放されヴェルサイユ宮殿の庭園無料日となります。しかし、観光ハイシーズンとなる4月から10月にかけては、後述する噴水ショーや音楽庭園が開催されるため、庭園エリア単体への入場であっても有料チケット(約10〜12ユーロ前後)が必要となります。
宮殿と庭園、離宮群をすべてカバーする統合チケット「パスポート(Passport)」を所持している場合はそのまま入場可能ですが、指定入場時間枠の予約が義務付けられているため、混雑期には公式オンラインサイトでの事前手配が不可欠です。