ニューハーフとは?語源の由来やトランスジェンダーとの違いを徹底解説
華やかな芸能界の表舞台の裏側で、当事者たちが直面してきたのが法制度と医療の厳しい壁です。かつて精神医学では「性同一性障害(GID)」と診断され、戸籍上の性別を変更する手段が日本には存在しませんでした。
転機となったのは2004年に施行された「性同一性障害特例法」です。これにより、一定の要件を満たすことで戸籍上の性別変更が可能となりました。当時の主な要件は「18歳以上であること」「現に婚姻をしていないこと」「未成年の子がいないこと」「生殖腺がないこと、または生殖能力を永久に欠く状態にあること(生殖不能要件)」「変更に係る性別の性器に似た外観を備えていること(外観要件)」という非常に厳しいものでした。
司法の現場では大きな地殻変動が起きています。2026年10月、最高裁判所大法廷は「生殖不能要件」について憲法第13条(個人の尊厳・幸福追求権)に違反し違憲であるとの歴史的決定を下しました。さらに外観要件に関しても見直しの議論が加速しており、手術による過度な身体的負担を負わずに自己の性自認を法的に認められる社会への移行が進んでいます。