霞が関のリアル崩壊?キャリア官僚の年収・激務と東大離れの真相

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こうした構造的弊害のツケは、深刻な人材流出という形で表面化しています。人事院の調査でも20代・30代の若手キャリア官僚の自己都合退職は右肩上がりで推移しており、幹部候補として育成された優秀層が次々と霞が関を去っています。

離職理由の生々しい声として挙がるのは、「業務内容が調整と雑務ばかりで自己成長の実感が得られない」「民間の同世代と比べて著しく低い労働対価」「家族との時間を犠牲にし続ける働き方への絶望」です。

この惨状は、採用試験の倍率低下と「東大生離れ」に直結しています。2026年最新の国家公務員総合職試験においても、かつて合格者の大半を占めていた東京大学出身者の割合は低下傾向が顕著です。試験の難易度自体は依然として高い水準にあるものの、超優秀層の就職先はマッキンゼーやボストンコンサルティンググループといった外資系戦略ファーム、GAFAなどのグローバルIT、急成長メガベンチャーへと完全にシフトしました。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。