あの「桃尻」の裏に潜む歴史と葛藤——いまコーギーの断尾をめぐる議論が再燃する訳【2026年最新視点】
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かつてコーギーは、牛や羊の脚元をすばやく走り抜け、かかとを噛んで群れを統制する「ヒーラー」と呼ばれる牧羊犬だった。踏まれそうになった瞬間、低姿勢で身をかわすのが彼らの得意技だ。しかし、激しく振れる長い尾は、巨体の家畜に踏まれる絶好の標的となってしまう。尾の骨折や皮膚の引き裂きは、当時の衛生環境下では命に関わる重感染を引き起こしかねなかった。つまり、当時の農夫たちにとって尾を切る処置は、作業効率のためだけでなく、愛犬を死の危険から遠ざける実質的な安全対策だったのである。