日本版Ciaは実在するのか?内調・公安との違いと設立されない理由

日本版Ciaは実在するのか?内調・公安との違いと設立されない理由に関するポイントを詳しくまとめました。詳細な解説をご覧ください。

Q1:もし日本版CIAが創設されるとしたら、どのような人材が採用されるのですか?
A1:仮に対外情報庁が新設された場合、初期の段階では外務省の語学専門官、警察庁の外事・公安警察官、防衛省自衛隊の情報・語学要員からの選抜出向が中心になると予想されます。しかし長期的には、海外大学卒業者やサイバーセキュリティー専門家、データサイエンティストなどを国家公務員として直接プロ採用し、長期間にわたる秘匿訓練を施す独自キャリア制度が不可欠とされています。

Q2:映画のように海外で身分を偽装して潜入工作を行う日本人スパイは本当にいないのですか?
A2:公式な国家公務員の任務として、完全な偽装身分(ノンオフィシャル・カバー)を用いて他国の軍事施設や政府中枢に侵入するような工作員は存在しません。在外公館に勤務する防衛駐在官(自衛官)や外務省員が、外交官という公式な身分の範囲内で現地の軍人や要人と人脈を築き、情報をヒアリングする活動が合法的な限界です。

Q3:スパイ防止法と日本版CIAの新設はセットで進められているのですか?
A3:本質的には別個の議論ですが、車輪の両輪として語られます。スパイ防止法(あるいはセキュリティ・クリアランスの法制化)は「国内に入り込んだ他国の工作員を捕まえる・機密漏洩を防ぐ」防諜(カウンター・インテリジェンス)の法律です。一方、日本版CIAは「自ら海外へ出て情報を獲得する」対外諜報(ポジティブ・インテリジェンス)の組織です。現在の日本政界では、まず防諜法制の穴を埋めることが優先されており、対外情報機関の新設はさらにその先の課題として位置付けられています。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。