【2026年独自取材】千代田区・半蔵門で老朽化ビル解体ラッシュ、「隠れアスベスト」の恐怖と周辺住民の不審感
半蔵門エリアの特性として、オフィスビルとマンション、私立小中学校や幼稚園が極めて密接している点が挙げられる。現場を囲む防音・防塵シートの隙間から、万が一にもアスベスト粒子が漏れ出しているのではないかという懸念は、周辺住民にとって切実だ。
実際、近隣のマンション管理組合からは、工事現場の周囲におけるリアルタイムの大気中粉塵濃度の定点観測や、データの即時開示を求める申し入れが相次いでいる。
「風評被害を恐れるデベロッパー側と、安全の裏付けを求める住民側のコミュニケーション不足が、不信感を助長している」と、千代田区内でまちづくりに携わる市民団体の代表は語る。飛散リスクがゼロだと証明されない限り、周辺住民の警戒感が解けることはない。