ぐりとぐらのパンケーキ完全再現!カステラの真相と劇的ふわふわレシピ
フライパンのフタを開けた瞬間に広がる甘い香りと、黄金色に膨らんだ丸いおやつ。読者の多くが「巨大なパンケーキ」として記憶していますが、1963年に福音館書店から刊行された絵本『ぐりとぐら』のテキストには、はっきりと「かすてら」と記されています。
作者であるなかがわりえこ(中川李枝子)氏と、妹で画を担当した山脇百合子氏がこの作品を生み出した当時、日本においてカステラは高級で特別な洋菓子でした。「子どもたちにお腹いっぱいカステラを食べさせてあげたい」という温かい願いから、森の動物たち全員で分け合える大きなカステラを焼く展開が生まれたという経緯があります。
それにもかかわらずパンケーキとして広く認識されている背景には、山脇氏が描いた「丸いお鍋(フライパン)の形のままふっくら焼き上がるビジュアル」が、現代のスキレットパンケーキやホットケーキのイメージと見事に合致した点があります。公式設定はカステラでありながら、そのワクワクする見た目こそが「ぐりとぐらのパンケーキ」という愛称を定着させた決定的な理由です。