大阪・あいりん地区が遂げた「激変」の現在地——日雇い労働者の街からインバウンドと再開発が交差する2026年のリアル
かつて日雇い労働者が身体を休めた「ドヤ」と呼ばれる簡易宿泊所。その多くが破格のプライスと個室という条件を備えていたことから、まずバックパッカーの目にとまった。そして現在、その波は一歩先へと進んでいる。高速Wi-Fiと共有ワークスペースを備えたライフスタイルホテルへの転身だ。
1泊3,000円から5,000円程度で滞在できる元ドヤのゲストハウスには、世界中からリモートワーカーやデジタルノマドが集う。古材を活かしたレトロモダンな内装のラウンジでは、ノートPCを広げる若者の隣で、昔ながらの住民が将棋を指す不思議な光景が広がる。古い建物の構造をそのまま活かしたリノベーション事業は、不動産投資の観点からも大きな注目を集めている。