2026年の酷暑と突風に負けない家庭菜園:プロ農家が直伝する「倒れないトマト支柱」の新常識

2026年の酷暑と突風に負けない家庭菜園:プロ農家が直伝する「倒れないトマト支柱」の新常識にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

支柱を立てたら、次はいよいよ苗と支柱を結びつける「誘引(ゆういん)」の工程に入る。ここで絶対にやってはならないのが、支柱と茎をひとまとめにしてギュッと固結びにするやり方だ。

トマトの茎は想像以上に生長が早い。盛夏になれば親指ほどの太さまで肥大する。固く縛られたビニール紐は、太くなる茎に容赦なく食い込み、植物の生命線である維管束を絞め殺してしまう。水分が上がらなくなった茎の上部は、ある日突然萎れてしまうのだ。

現場のプロが実践するのは、例外なく「8の字結び」である。麻紐を支柱側でまず固結びし、茎側には指が2本入る程度のゆとりを持たせて緩やかに回す。支柱と茎の間に結び目のクロスが挟まるため、茎が強風で煽られても硬い支柱に直接擦れて傷つくことがない。風の力を逃がしつつ、茎の肥大を妨げない。古びた麻紐が奏でる、理にかなった知恵の結晶だ。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。