冷凍干物の焼き方は解凍Ng?ふっくらジューシーに仕上げるプロの極意
干物と一口に言っても、魚種によって身の厚みや脂の含有量は大きく異なります。特に食卓への登場頻度が高い「アジ」と「ホッケ」では、アプローチを明確に変える必要があります。
手頃な厚みを持つ冷凍アジの干物の焼き方においては、過加熱によるパサつきをいかに防ぐかが焦点となります。アジはホッケに比べて身が薄いため、火が通るスピードが速い特性を持ちます。フライパンであればトータル8〜9分、グリルであれば8分前後で十分芯まで熱が到達します。焼きすぎるとアジ特有の上品な脂がすべて落ちてしまうため、身が白くふっくら盛り上がった瞬間を見極めて火を止めるのがコツです。
対照的に、肉厚で皮下に上質な脂を蓄えている冷凍ホッケの焼き方でふっくら仕上げるには、じっくりとした二段加熱が求められます。北海道産のシマホッケや真ホッケは厚みがあるため、中心部が解凍される前に強火で焼くと表面だけが真っ黒に焦げ焦げになってしまいます。最初は極めて弱い火でじっくり熱を浸透させ、仕上げの1〜2分で火力を強めて皮の脂をジュワッと泡立たせることで、料亭のような香ばしさとジューシーさが両立します。