尿道炎は市販薬で治る?抗生物質が薬局で買えない理由と最新治療法
Q1:ドラッグストアで「尿道炎に効く抗生物質」は本当に売っていませんか?
A1:日本の薬局やドラッグストアでは、処方箋なしで尿道炎治療に有効な抗生物質(クラミジアや淋菌に効く抗菌内服薬)を購入することは法律上絶対にできません。店頭で販売されているのは、炎症を和らげる漢方薬(五淋散や竜胆瀉肝湯など)や生薬製剤のみです。これらで原因菌を殺菌・根絶することは不可能です。
Q2:市販薬を数日飲んだら痛みが消えました。完治したと考えて良いでしょうか?
A2:完治したと判断するのは極めて危険です。漢方薬の抗炎症作用やご自身の免疫反応によって一時的に症状が沈静化しただけで、クラミジアなどの病原菌は尿道粘膜内に潜伏し続けている可能性が非常に高いです。菌が体内に残っていると、精巣上体炎などの重篤な合併症に移行したり、気付かぬうちにパートナーへ感染を広げたりします。必ず医療機関で尿のPCR検査を受け、菌の陰性化を確認してください。
Q3:泌尿器科に行くのが恥ずかしいのですが、診察で下半身を見せなければいけませんか?
A3:大半のケースで見せる必要はありません。現在の男性の尿道炎検査は、出始めの尿を採取する「尿検査(核酸増幅検査)」が標準となっており、痛い綿棒検査や服を脱いでの視診を行わないクリニックが増えています。どうしても対面診療に抵抗がある場合は、自宅で尿を採取して郵送する高精度な検査キットや、オンライン診療の受診をおすすめします。