負圧とは?仕組みと正圧との違い・ドアが重い原因を専門家が解説
Q1:負圧と陰圧はどう使い分ければいいですか?
A1:物理現象としての意味はまったく同じです。建築設備、空調工学、機械力学の分野では「負圧」と呼び、医療施設や感染症対策、バイオハザード対策などの医学・薬学分野では伝統的に「陰圧」と呼称します。相手の専門領域や文脈に合わせて表現を選ぶのが自然です。
Q2:換気扇を回すと排水口からドブ臭い悪臭が立ち上る原因は負圧ですか?
A2:負圧が直接の原因である可能性が極めて高いです。換気扇の排気量に対して給気口からの空気供給が不足すると、室内が強い負圧になります。その結果、排水管の臭気遮断を行っている水(封水トラップ)が室内に吸い上げられて水位が下がり、下水の臭気が部屋に一気に吸い出されてしまいます。給気口を開けて空気を十分に取り込めば解消します。
Q3:自動車のエンジンを切った状態でブレーキを踏み続けるとペダルが硬くなるのはなぜ?
A3:ブレーキペダルの倍力装置(マスターバック)が、エンジンの吸気負圧を利用して踏力をアシストしているためです。エンジン停止時は新たな負圧が作られないため、タンク内に残っていた予備の負圧を2〜3回踏んで使い切ると、アシストが完全に失われてペダルが極端に重く硬くなります。故障ではなく、負圧の供給が止まったことによる正常な物理的挙動です。