庶民派の王者が魅せる40年目の進化論——2026年、なぜ「魚河岸揚げ」の快進撃が止まらないのか
渋谷や下北沢に軒を連ねる感度の高い酒場を覗くと、意外な光景に出くわす。Z世代の若者たちがグラスを傾けながら頼む名物メニューの筆頭に、香ばしく焼き上げられた揚げ物が鎮座しているのだ。
「見た目はレトロなのに、口に入れた瞬間にとろけるギャップがたまらない」。そんな感想とともにショート動画に投稿されるクリエイティブな一皿。明太マヨネーズを炙ったものや、スパイスカレーに豪快にトッピングされたハイブリッドなつまみたち。どこか懐かしく、同時に最高に新しい。昭和生まれのロングセラーが、デジタルネイティブたちの感性と完全にシンクロしている。