デコルテの意外な意味と語源とは?理想の美しさを宿す首元ケアの極意
詳細を見る
パリの最高峰仕立て服であるオートクチュールの世界では、デコルテのラインは服づくりの命とも称される。デザイナーたちはドレスを仕立てる際、身にまとう人物の骨格や影の出方を緻密に計算する。中でも、中央から左右にしなやかに伸びる鎖骨は、光を反射して陰影を生み出す「天然のアクセサリー」として重視されてきた。
立ち姿の美しさを決定づけるのは、実は顔立ちそのものよりも、首筋から鎖骨へと続くラインのしなやかさだ。レッドカーペットを歩くトップモデルや女優たちが、首を長く保ち、肩甲骨を引き下げて美しい鎖骨をアピールするのはそのためである。服飾史の観点からも、この領域は個人の品格と洗練を映し出すキャンバスとしての役割を果たし続けている。