ゼラニウムの挿し木で失敗しない!発根率を劇的に高めるプロの裏ワザ

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プロの生産農家が密かに実践し、園芸書の端にしか書かれない極意がある。それが「切った穂をすぐ土に挿さず、切り口を乾かす」という工程だ。ここからは、発根率を跳ね上げるゼラニウム挿し穂の作り方を順を追って確認していこう。

まず、病気のない引き締まった枝を選び、先端から7〜10cmほどの長さに清潔なハサミやカッターで切り取る。節のすぐ下(約2〜5mm下)を斜めにスパッと切るのが鉄則だ。節の部分には植物ホルモン(オーキシン)が集積しており、ここから新しい根が分化する。次に、余分な蒸散を防ぐため、下半分の葉を取り除き、頂部の葉を2〜3枚だけ残す。つぼみや花がついている場合は、エネルギーの浪費を防ぐためにすべて摘み取る。

そして、ここからが決定的な裏ワザである。切り取った挿し穂は、風通しの良い日陰に半日〜1日(約6〜12時間)放置して切り口を完全に乾燥させる。切り口の表面に薄いコルク層(カルス形成の前段階となる保護皮膜)が張ることで、土中の雑菌が茎内部に侵入するルートを物理的に遮断できるのだ。

吸水効率を高めたい場合は、切り口を乾燥させる前に、発根促進剤メネデールの100倍希釈液に浸漬させる手法が有効である。ただし、長時間の浸けっぱなしは組織をふやかしてしまうため、浸漬時間は15分〜30分程度に留めるのが鉄則。浸水後にしっかりと日陰で乾かしてから土に挿すことで、ミネラル補給と感染防止の両立が実現する。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。