木村多江の若い頃が美しすぎる!貞子役の衝撃と薄幸美女の真相
現在の上品なマダムや実力派女優のイメージからは想像もつかないキャリアの原点が、1999年にフジテレビ系列で放送された大ヒットドラマ『リング〜最終章〜』および続編の『らせん』における山村貞子役です。映画版で知られる白装束に長い黒髪のイメージとは異なり、ドラマ版の貞子は木村多江本人の美貌が露わになる演出が多く盛り込まれていました。恐ろしくも息をのむほど美しい「美しすぎる貞子」として、視聴者に強烈なトラウマと鮮烈な印象を植え付けたのです。
貞子の代名詞とも言える関節を不自然にきしませる異様な動きや這い寄る演技は、彼女が幼少期から学んでいたクラシックバレエやダンスの身体表現能力によって生み出されました。しかし、この役を射止めるまでの木村多江 下積み時代の経歴は、壮絶を極めるものでした。21歳の時、大黒柱であった父親が49歳の若さで突然他界。一家を支えるため、そして自身の演技レッスンの月謝を捻出するため、早朝のパン屋、昼の飲食店、夜の清掃作業やテレフォンアポインターなど、1日3箇所のアルバイトを掛け持ちし、睡眠時間はわずか2〜3時間という過酷な極貧生活を数年間送っていたと、後の回想インタビューで明かしています。
スポットライトを浴びることなくオーディションに落ち続けた20代前半の焦燥感と、極限の肉体疲労。その泥臭い努力をひた隠しにしながら演じ切った貞子役こそが、彼女をプロの役者として世に知らしめる決定打となりました。