松方弘樹死去の真相|死因脳リンパ腫の壮絶闘病と遺産・家族の現在

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松方弘樹さん(本名:目黒浩樹=めぐろ・こうじゅ)の身体に最初の異変が生じたのは、2016年の初頭でした。関係者への取材や当時の報道によると、同年2月中旬頃から激しい頭痛や手足のしびれ、歩行時のふらつきを訴え、医師の精密検査を受けた結果、「悪性脳リンパ腫」と診断されました。脳の深部に腫瘍ができるこの難病は、血液のがんの一種であり、外科手術による完全摘出が極めて困難な疾患として知られています。

公の場から姿を消した松方さんは、都内の大学病院の特別病室で長期療養に入りました。過酷な抗がん剤投与が続けられ、一時的には腫瘍が縮小し、完全寛解に向けた兆候を見せた時期もありました。しかし、治療の過程で脳梗塞を併発。これにより言語機能や運動機能に深刻なダメージを受け、病状は一気に不安定さを増していきました。

実弟である俳優の目黒祐樹さんが後の会見で涙ながらに明かしたところによると、年が明けた2017年に入ると容態は予断を許さない状況へと急変していきました。意識が薄れゆく朦朧とした状態にあっても、ベッドサイドで声をかけるとわずかに目を開け、握り返す手の力に役者としての生命力が宿っていたといいます。しかし、懸命の治療も及ばず、2017年1月21日午後5時26分、脳リンパ腫のため74歳で静かに息を引き取りました。激しい殺陣や過酷なロケをものともしなかった鋼の肉体が、病魔に屈した瞬間でした。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。