ヘボン式ローマ字の書き方完全ガイド|パスポート表記と訓令式の違い

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ヘボン式と訓令式の最大の違いは、「日本語の五十音図の体系性」を重視するか、「外国人が読んだときの発音の再現性」を重視するかに集約される。特にサ行・タ行・ザ行・拗音において顕著な差が現れる。

以下の比較表は、日常の手続きで間違いやすい主要な音と、それぞれの表記体系の差異をまとめたものである。

日本語の音(かな)ヘボン式(国際・外務省基準)訓令式(従来の小学校教育)発音・運用のポイントし / SHI・SISHISISIだと英語圏で「スィ」と発音されやすいためヘボン式を採用。ち / CHI・TICHITITIは「ティ」と読まれる。千葉は「CHIBA」が標準。つ / TSU・TUTSUTUTUは「トゥ」と誤読される。津島は「TSUSHIMA」。ふ / FU・HUFUHU唇の摩擦音を表すため「F」を使用。富士山は「FUJI」。じ・ぢ / JI・ZI/DIJIZI / DIヘボン式では「じ」も「ぢ」も区別なく「JI」と表記。しゃ・しゅ・しょSHA / SHU / SHOSYA / SYU / SYO国際航空券やクレジットカードの登録時はSHA系が必須。ちゃ・ちゅ・ちょCHA / CHU / CHOTYA / TYU / TYO直感的な英語音声に近い綴りが割り振られている。

このように、ヘボン式ローマ字一覧を参照すると明らかな通り、ヘボン式 し ち つの表記は英語の音韻規則に準拠している。これが、国際規格(ISO)や外務省のパスポート事務でヘボン式が指定される最大の根拠となっている。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。