星の名前完全図鑑|全天一等星の意味一覧と和名・名付け創作の由来

星の名前完全図鑑|全天一等星の意味一覧と和名・名付け創作の由来を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。

西洋天文学の星座や恒星名が普及する遥か以前から、日本列島各地では漁師や農民が日々の生活と結びつけて星を呼んできました。民俗学者・野尻抱影氏らのフィールドワークによって記録された星の和名には、日本特有の情緒と生活の知恵が息づいています。

源平の合戦を夜空に映した「源氏星」と「平家星」

オリオン座の対角に位置する2つの1等星、リゲルとベテルギウスは、岐阜県揖斐郡地方などで「源氏星」「平家星」と呼ばれてきました。源氏の白旗を思わせるリゲルの青白い輝きと、平家の赤旗を象徴するベテルギウスの赤い光を、日本の武士階級の歴史的合戦に見立てた極めて詩的な命名です。

農耕と季節の指標「麦星」と「すばる」

初夏の夕暮れ時、麦の収穫期(麦秋)の頭上に輝くうしかい座のアルクトゥルスは、日本各地で「麦星(むぎぼし)」「麦刈り星」と親しまれました。農民たちはこの星の南中を見て農作業の段取りを整えました。

また、古事記や万葉集にも登場するおうし座の散開星団プレアデス星団は、「統べる(ひとつにまとまる)」を語源とする「すばる(統星・六連星)」と呼ばれ、農作業の種まき時期を告げる基準星として尊ばれてきました。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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