猫の呼吸でお腹が大きく動くのは病気?危険サインの見分け方と対処法

猫の呼吸でお腹が大きく動くのは病気?危険サインの見分け方と対処法について見逃せない 理由を分かりやすい構成で解説いたします。

猫が酸素不足に陥った際に見せる特異な行動様式は、臨床用語で努力性呼吸の危険サインと呼ばれます。呼吸筋の代償作用だけでは血中酸素濃度を維持できなくなると、体勢そのものを変化させて気道を確保しようとします。

最も典型的な姿勢が「起坐呼吸(スフィンクス座り)」です。胸を床につけず前肢を突っ張り、肘を外側に広げて首を前方にまっすぐ伸ばします。この姿勢をとることで、猫は胸郭への圧迫を少しでも減らし、気道を一直線にして空気抵抗を下げようと必死にあらがっています。横たわって眠ることができず、うずくまったまま目をしばしばさせている状態は、重篤な呼吸困難の証拠です。

さらに切迫度が高いのが猫の開口呼吸の緊急性です。犬とは異なり、猫は生理学的に完全な「鼻呼吸動物」です。真夏の極端な熱中症や激しいダッシュの直後を除き、猫が口を半開きにして「ハアハア」と舌を出して息をしている光景は、例外なく生命の危機を示唆します。口内粘膜や舌の色を確認し、ピンク色ではなく白っぽくなっていたり、青紫色(チアノーゼ)に変色していたりする場合は、数十分から数時間以内に心肺停止へ至る恐れがあります。

また、胸郭がほとんど動かずに浅く速い呼吸を繰り返す原因としては、胸腔内に液体や空気が充満して肺が物理的に膨らめなくなっている状況が真っ先に疑われます。

吉田 誠

吉田 誠

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

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