小向美奈子の逮捕歴と転落の真相|薬物と逃亡劇の果てに見せた現在
彼女の歯車が大きく狂い始めたのは2000年代後半のことでした。10代半ばから芸能界の第一線で過密スケジュールをこなし、常に世間の視線に晒され続けたプレッシャーの中、周囲の交友関係が悪化。2008年秋に所属事務所から突如契約を解除されたことを機に、水面下で囁かれていた小向美奈子の薬物疑惑が一気に表面化することになります。
最初の決定打となったのが2009年1月の初犯逮捕です。警視庁による家宅捜索で覚醒剤が発見され、覚醒剤取締法違反(所持)の容疑で現行犯逮捕されました。裁判では懲役1年6月・執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、世間に大きな衝撃を与えました。しかし、事件はこれだけで幕を下ろしませんでした。
執行猶予期間中であった2011年2月、警視庁組織犯罪対策部がイラン人密売グループからの薬物譲り受け容疑で逮捕状を取得。捜査の手が伸びる直前、彼女はフィリピンへ出国し、成田空港への帰国劇まで連日ワイドショーが生中継する前代未聞のフィリピン逃亡劇へと発展します。この件は証拠不十分として処分保留ののち不起訴処分となりましたが、世間のバッシングは頂点に達しました。
決定的な破滅が訪れたのは2015年2月です。関東信越厚生局麻薬取締部(通称マトリ)が東京都渋谷区の自宅マンションに踏み込み、覚醒剤約0.05グラムの所持現行犯で逮捕。尿検査でも陽性反応が確認され、同年5月の東京地裁判決で懲役1年6月の実刑判決が下され、栃木刑務所への収監が決定しました。