いたします・致しますの違いとは?ビジネスで恥をかかない使い分け術
Q1:「よろしくお願いいたします」と「宜しくお願い致します」、取引先へのメールでどちらを送るのが最も無難ですか?
A1:最も無難で推奨されるのは「よろしくお願いいたします」です。現代のビジネス標準および文化庁の公用文指針では、「よろしく」も「いたします(補助動詞)」もひらがな表記が原則です。すべて漢字で書くと画面上で威圧感を与える恐れがあるため、ひらがな表記を選ぶのがマナーとして最も洗練されています。
Q2:転職活動の履歴書や添え状で「お願い致します」と漢字で書いてしまいました。選考でマイナス評価になりますか?
A2:漢字表記にしたこと単体で選考を落とされる可能性は極めて低いです。ビジネス慣習として「致します」を許容している企業も多く存在します。ただし、同じ文書内で「いたします」と「致します」が混ざっている表記揺れは粗雑な印象を与えるため、提出前には必ず表記が統一されているかを確認してください。
Q3:「いたす」と「する」の違いは何ですか? どちらも同じように使えますか?
A3:「いたす」は「する」の謙譲語(または丁重語)です。自分自身の動作をへりくだって表現し、相手を立てる際に用います。したがって、相手の動作に対して「〇〇様がいたしました」と使うのは誤りであり、その場合は「〇〇様がなさいました」「〇〇様がされました」と尊敬語を用います。