マイケル・ジャクソンの子供たちの現在|実子疑惑の真相と巨額遺産

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マイケル・ジャクソンの死後、残された財産は世界最大規模のエンターテインメント遺産となりました。マイケル急逝時、約5億ドル(約750億円)に上ると言われた巨額負債は、遺産管理団体(マイケル・ジャクソン・エステート)の巧みなビジネス展開によって完済。未公開音源のリリース、シルク・ドゥ・ソレイユとのコラボレーション、ブロードウェイ・ミュージカル『MJ The Musical』の成功などにより、エステートの資産価値は20億ドル(約3,000億円)超に達したと推計されています。

遺言書に基づき、資産の40%は3人の子供たち、40%は母親のキャサリン・ジャクソン、残る20%は慈善団体へと分配される仕組みが整えられました。子供たちには年齢に応じた信託基金が設定されており、30歳、35歳、40歳を迎えるごとに受給比率が段階的に引き上げられる規定となっています。

しかし、富が膨らむ一方で、一族間の法廷闘争は激化しています。記憶に新しいのが、ソニー・ミュージックグループに対する音楽カタログ権利の半分売却(推定6億ドル規模の歴史的メガディール)をめぐる争いです。エステート執行部の取引方針に反対した祖母キャサリン(90代)に対し、執行部側と法廷闘争へ突入。当初は祖母とともに異議を唱えていた次男ビギが、地裁の判断で却下された後、「勝訴の見込みが薄い控訴審のために、遺産から祖母の巨額な弁護士費用を支出すべきではない」として裁判所に申し立てを行いました。

かつて祖母に育てられた孫が、遺産の保全を守るために祖母側と法廷で対峙せざるを得なくなった構図は、過酷なマネーゲームの一端を物語っています。莫大な富を管理するプロの執行部と、感情的・血縁的な権利を主張するジャクソンファミリー本家との間で、今なお緊張関係が続いているのが現実です。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。