改定と改訂の違いとは?料金は「定」本は「訂」の鉄則と実務使い分けに関する疑問や疑問点を初心者にも親しみやすくまとめました。詳細を読もうことができます。
実務では「改定」と「改訂」に加えて、「改正」という極めて似通った語句が登場し、事態をさらに複雑化させます。この3語の境界線を明確にするため、主要な判断指標と具体的な対象をマトリクスで整理しました。
用語中心となる意味主な適用対象編集部の見解・実務上の注意点改定制度・規則・数値を新しく定め直すこと利用規約、価格・料金、運賃、給与体系、契約条件「取り決めを変更する」ニュアンス。良し悪しの価値判断を含まず、現状に合わせて決定し直す際に用いる。改訂文章・文書の不備や誤りを正し補うこと書籍、教科書、辞書、取扱説明書、業務マニュアル文字媒体・テキストが主対象。ごんべん(言)に着目し、「文字情報の更新」に限定して使用するのが無難。改正不適当な箇所を改めてより良くすること法律、条令、憲法、規則(法的な拘束力を持つもの)「正しく改める」という価値判断を含む。法律や公的規則に対して「改定」を使うのは原則として避ける。
このように並べて比較すると、改定改訂改正の違いは一目瞭然です。とりわけ出版と公的領域をめぐる辞書改訂と法令改定という対比は象徴的です。言葉の意味や用例を時代に合わせて手入れする三省堂国語辞典や広辞苑は「改訂」されますが、国会で成立する法律に対して「法令改定」と呼ぶのは行政慣例上誤りであり、必ず「法令改正(法改正)」と呼称されます。