小泉進次郎「セクシー発言」の真相と現在地|世界が呆れた炎上の本質

小泉進次郎「セクシー発言」の真相と現在地|世界が呆れた炎上の本質の見逃せないポイントを一挙に解説しました。

発言直後、ネット上では「環境問題にセクシーとは不謹慎」「言葉のチョイスがおかしい」という違和感が広がりましたが、火に油を注いだのは翌9月23日の環境大臣記者会見でした。ロイター通信の記者から「気候変動対策において“セクシー”とは具体的にどういう意味なのか」と問われた際、小泉氏は笑みを浮かべながらこう言い放ったのです。

「それを説明すること自体がセクシーじゃないよね」

この一言が、決定打となりました。国内外のメディアが一斉に反応し、ロイターは「Japanese minister says climate fight should be 'sexy'(日本の環境相、気候変動との戦いはセクシーであるべきと発言)」と皮肉交じりに報道。ブルームバーグや英ガーディアン紙、BBCなどもこぞってこの珍妙なやり取りを取り上げました。

海外メディアが憤慨したのは、「セクシー」という単語そのもの以上に、具体的な脱炭素政策や石炭火力発電所に対する日本政府の明確な方針を一切語らなかった姿勢にありました。折しも、サミット本番ではスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥーンベリ氏が「How dare you!(よくもそんなことを!)」と涙ながらに各国首脳の不作為を激しく糾弾していた真っ只中です。地球規模の危機に対して、具体的な政策を持ち込まず、ただ中身のないキャッチコピーを弄んで煙に巻いた小泉氏の姿は、国際社会の目には「極めて不誠実な逃げ腰」と映ったのです。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。