国民審査とは?×の書き方や過去の罷免率と判断基準を徹底解説
最高裁判所裁判官国民審査(以下、国民審査)は、日本国憲法第79条第2項から第4項に基づいて実施される、司法に対する直接民主主義的なチェック制度です。国民から直接選挙で選ばれる国会議員や内閣総理大臣とは異なり、内閣によって任命される最高裁判所長官および裁判官(計15名)の適格性を、主権者である国民が直接審査します。
実施されるタイミングは、各裁判官が任命された後に初めて行われる衆議院議員総選挙の投票日です。さらに、審査を受けてから10年を経過した後の総選挙でも再び審査の対象となります(実質的には定年が70歳であるため、2回目の審査を受ける裁判官は極めて稀です)。
衆議院議員総選挙 同時実施が採られている理由は、全国規模の国政選挙と併せて行うことで、多額の選挙費用を抑えつつ高い投票率を確保するためです。最高裁判所が下す判決は、同性婚の法制化、選択的夫婦別姓、一票の格差、表現の自由など、私たちの生活と権利に直結しています。主権者が裁判官の姿勢を評価する国民審査の仕組みは、三権分立における重要な安全装置として機能しています。