Bts反日疑惑に世界はどう反応した?原爆騒動の真相と現在を追う

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騒動の発端は、メンバーのジミン氏が過去の動画コンテンツやプライベートで着用していた1枚のカットソーでした。その背面には、日本の敗戦と朝鮮半島の解放を祝う「光復節」を記念する愛国的なスローガンとともに、広島または長崎に投下された原子爆弾のキノコ雲と、万歳を掲げる民衆のモノクロ写真がプリントされていたのです。

この映像が日本のインターネット上で急速に拡散したのが2018年10月下旬のことでした。被爆国である日本において、数多の一般市民が無差別に命を落とした原爆投下の惨劇をファッションとして消費し、あたかも戦勝や独立のシンボルとして掲げているかのようなデザインは、瞬く間に強い嫌悪感と怒りを呼び起こしました。

事態が決定的な局面を迎えたのは同年11月8日夜です。翌日に生放送を控えていたテレビ朝日系『ミュージックステーション』への出演が、放送前夜に急遽キャンセルされるという異例の発表がなされました。番組公式サイトには「以前にメンバーが着用されていたTシャツのデザインが波紋を呼んでいると一部で報道されており、番組としてその意図を伺い所属レコード会社と協議を進めてまいりましたが、総合的に判断した結果、今回の出演を見送ることとなりました」との声明が掲載されました。

当時、羽田空港には来日を待つ大勢のファンが詰めかけていましたが、メンバーが搭乗予定の便に姿を現すことはありませんでした。生放送のドタキャンという前代未聞の事態は、日本の地上波キー局が政治的・歴史的摩擦を理由に世界的スターの出演を取りやめた象徴的事件として、国内外の報道機関に極めて大きな衝撃を与えました。

伊藤 翔太

伊藤 翔太

フード&トラベルライター

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。