日大アメフト部大麻メンバーと逮捕の実態|廃部の真相と現在の動向
日大アメフト部の薬物問題は、警察の強制捜査によって突如露呈したわけではありません。その水面下では、2026年秋の段階から告発と隠蔽の兆候が存在していました。
事態の端緒は、2026年10月23日にアメフト部の保護者から大学側に届いた1通の情報提供メールでした。そこには「部員が大麻を吸っている」という明確な指摘が含まれていました。しかし大学側は、学生への簡易な聞き取りと尿検査を行うにとどまり、警察への通報や徹底した真相究明を先送りにしていました。
事態が急転したのは2026年7月6日です。東京都中野区にあるアメフト部の学生寮で、大学側が自主的に行った捜索において、部員のロッカーから乾燥大麻と植物片、覚醒剤成分を含む錠剤、大麻リキッドなどが発見・押収されました。ところが、大学上層部は警察へ即座に証拠品を提出せず、元検事である澤田康広副学長(当時)が自身の保管庫で12日間にわたり保管し続けたのです。この「空白の12日間」を経て、7月18日にようやく警視庁へ持ち込まれ、8月3日の学生寮への大規模な家宅捜索へと発展しました。