昭和映画史の幻「大日映画」の真相!大映との関係と倒産の深層
Q1:大日映画(ダイニチ映配)の作品は現在どこで観ることができますか?
A1:大映系作品の権利は現在KADOKAWAが、日活系作品の権利は日活がそれぞれ管理・保有しています。U-NEXTやAmazon Prime Videoなどの主要配信プラットフォーム、衛星劇場や東映チャンネルなどのCS放送、またはDVD/Blu-rayで鑑賞可能です。また、都内近郊の名画座(シネマヴェーラ渋谷、新文芸坐など)で特集上映が定期的に組まれています。
Q2:大映の倒産後、映画事業はどうなったのですか?
A2:大映は1971年12月に破産宣告を受けましたが、1974年に徳間書店グループの傘下に入り「大映株式会社」として再建されました。その後、『ガメラ』シリーズや『Shall we ダンス?』などの大ヒット作を生み出し、2002年に角川書店(現・KADOKAWA)に事業譲渡されて現在に至ります。
Q3:大日映画の作品で映画史的に最も重要な1本を挙げるなら何ですか?
A3:日活側では藤田敏八監督の『八月の濡れた砂』(1971年)、大映側では関根恵子主演の『おさな妻』(1970年)が双璧です。前者は70年代青春映画の金字塔として、後者は当時の社会現象を巻き起こしたプログラムピクチャーの最高峰として、映画史上で極めて高い評価を得ています。