コロナウイルス致死率の現在地|インフル比較と年代別リスクの真実
長年議論されてきた「コロナはインフルエンザと同等になったのか」という問いに対し、数字は極めて明確な回答を示しています。結論から言えば、「現役世代以下ではインフルエンザと同等かそれ以下だが、後期高齢者においては依然としてインフルエンザ以上の脅威」という非対称な構造が定着しています。
コロナとインフルエンザの致死率比較において最も留意すべきは、「割合」と「絶対数」の乖離です。感染者一人あたりの死亡確率が季節性インフルエンザに近づいたとしても、オミクロン株以降の伝播力は依然としてインフルエンザを凌駕しています。分母となる年間感染者数が膨らめば、必然的に生じる死亡者の絶対数もコロナの方が多くなるという計算構造が存在します。