複雑性Ptsdとは?通常Ptsdとの違いや症状・治し方を徹底解説
Q1:精神科や心療内科で「複雑性PTSD」の診断書をもらい、精神障害者手帳を取得できますか?
A1:可能です。ICD-11の普及に伴い、国内の精神科でも複雑性PTSDの病名での診断や診断書作成が行われています。日常生活や就労に支障が出ている場合、初診日から6ヶ月以上経過した時点で精神障害者保健福祉手帳の申請が可能です(診断書上の表記は併発するうつ状態や適応障害等と併記される場合もあります)。
Q2:フラッシュバックでパニックになり過呼吸が起きそうなとき、周囲の人はどう対応すべきですか?
A2:過剰に体を揺さぶったり大声で励ましたりせず、まずは静かな場所に誘導してください。「ここは安全だよ」「私はそばにいるよ」と穏やかな声で語りかけ、足の裏を床につけさせたり、ゆっくりと息を吐くことに集中させることが効果的です。本人が触れられることを嫌がる場合は、無理に体に触れてはいけません。
Q3:毒親と連絡を断ち、物理的に距離を置くだけで症状は治りますか?
A3:物理的な安全の確保(連絡を絶つ、別居する)は回復の絶対的な前提条件ですが、それだけで脳に刻まれたトラウマ反応が自動的に消失するわけではありません。安全な環境を確保した上で、感情調節のトレーニングやトラウマに特化した心理療法を段階的に受けることが本質的な回復につながります。
Q4:トラウマの原因となった過去の記憶が曖昧でも、治療を受けることはできますか?
A4:十分に可能です。幼少期のトラウマは言語的な記憶ではなく、身体感覚や感情のパニックとして保存されていることが多いため、出来事の詳細を正確に思い出せなくても、現在起きている身体の緊張や感情フラッシュバックに対するアプローチ(SE療法やEMDRなど)を進めることができます。