ハイムリック法の正しいやり方と禁忌|妊婦・乳児Ngの理由と救命法

ハイムリック法の正しいやり方と禁忌|妊婦・乳児Ngの理由と救命法を効率よく進めるための実践的なノウハウを徹底分析します。

窒息の応急処置には複数の手法が存在し、状況や対象者の体格、身体的条件によって最適なアプローチが異なります。現場での判断基準を明確にするため、主要な手法の差異と適応条件を比較表に整理しました。

手技・処置名対象者・適応条件実施方法・手順の要点注意点・禁忌事項ハイムリック法(腹部突き上げ法)意識のある一般成人・1歳以上の小児へそとみぞおちの中間に拳を当て、斜め上方に強く引き上げる妊婦・乳児は絶対禁忌。内臓損傷リスクがあるため事後受診必須背部叩打法(はいぶこうだほう)全年齢(乳児・妊婦・高齢者を含む)手のひらの付け根(手掌基部)で肩甲骨の間を力強く連続して叩く頭部を胸部より低く保たないと、異物がさらに奥へ落ちる危険あり胸部突き上げ法(チェストスラスト)明らかに妊娠している女性・高度肥満者背後から胸を抱え、胸骨の中央部(心マッサージの位置)を後ろに強く引く腹部を絶対に圧迫しないよう手の位置を胸骨上に限定する乳児向け除去法(背部叩打+胸部圧迫)1歳未満の乳児(0歳児)腕の上にうつ伏せに乗せて背部叩打5回、仰向けにして胸部圧迫5回を交互実施頭部をしっかり支え、常に頭を体幹より低く保つ。ハイムリックは不可

背部叩打法の違いとして特筆すべきは、実施対象を選ばない汎用性の高さです。現在のガイドラインでは、どちらを先に行ってもよいとされていますが、ハイムリック法が使えない状況では迷わず背部叩打法を選択する必要があります。

山本 拓海

山本 拓海

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。