橋本環奈の朝ドラ『おむすび』総括|賛否両論の真相と視聴率の全貌
視聴者の賛否は、客観的な数値データにどのように表れていたのでしょうか。ビデオリサーチによる関東地区の世帯視聴率および個人視聴率の推移を検証すると、本作が直面した「テレビ受像機の構造変化」が明確に浮かび上がってきます。
世帯視聴率の数字だけを切り取れば、1990年代〜2000年代の朝ドラ黄金期と比較して「苦戦」の烙印を押されがちです。しかし、個人視聴率や視聴者層の内訳(属性別)を分析すると、従来の朝ドラでは極めて少なかった10代から30代のコア視聴者層の占有率が跳ね上がっていました。リアルタイムのテレビ受信機から配信プラットフォームへの移行過渡期において、地上波視聴率という単一の指標では測りきれないメディア変革の渦中にあったことが分かります。