海外Faでメジャー移籍の真相!球団評価と契約年俸・ポスティング比較

海外Faでメジャー移籍の真相!球団評価と契約年俸・ポスティング比較を詳しくリサーチ! 知っておきたい トピックの裏側を凝縮して配信します。

NPBからメジャーリーグへ挑戦するルートには、大きく分けて「海外FA権の行使」と「ポスティングシステムの利用」の2つが存在します。両者の最大の違いは、移籍の主導権が「選手個人」にあるか、「所属球団」にあるかという点に集約されます。

まず、海外FA権の獲得条件は、NPBの規約によって極めて厳格に定められています。基本となるのはFA権取得に必要な出場登録日数であり、1軍登録日数が年間145日以上で「1シーズン」としてカウントされます。国内移籍のみが認められる国内FAと海外FAの違いを整理すると、国内FA権が7シーズン〜8シーズン(ドラフト時の条件や高卒・大卒区分により変動)で取得できるのに対し、海外FA権は通算9シーズン(1,260日)という長大な歳月を要します。

故障離脱や2軍降格があればその分だけ達成が遅れるため、順調に主力としてフル稼働し続けたとしても、最短で権利を手にするのは高卒選手で27歳、大卒・社会人出身者であれば30歳前後の節目を迎えます。これこそが、海外FA移籍における最大の構造的足かせとなります。

一方、ポスティングシステムとの違いは、球団の承認さえ得られれば海外FA権の取得前であっても海を渡れる柔軟性にあります。ただし、ポスティングでは獲得球団から日本球団に対して巨額の「譲渡金(ポスティングフィー)」が支払われるため、所属球団にとっては主力流出への経済的補填が成り立ちます。対照的に、海外FA移籍では前所属球団に1円の譲渡金も入りません。選手は完全な移籍の自由を手に入れる代わりに、球団のビジネス的見返りを伴わない孤独な決断を迫られることになります。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

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