テレ朝・早河会長に退任説?後任人事の真相と異例の長期政権を徹底解剖
テレビ朝日のトップに君臨し続ける早河会長に対し、近年頻繁に浮上するのが「退任説」の噂です。その引き金となっている最大の要因は、言うまでもなく80代を迎えた年齢的な問題と、それに伴う健康不安説です。株主総会や業界団体の会合で見せる歩様や声のトーンについて、出席した関係者から「以前のような圧倒的な覇気が薄れ、疲労の色が隠せない場面が増えた」との観察が漏れ伝わることが噂を加速させています。
では、なぜこれほど退任説が囁かれながらも、具体的な会長交代の決定打が打ち出されないのでしょうか。その内情を取材すると、テレビ朝日ホールディングス役員陣における「後任人事のジレンマ」が浮き彫りになります。
現在、実務の舵取りを担っているのは代表取締役社長の篠塚浩氏です。報道局長や常務取締役を経て社長に昇格した篠塚氏は堅実なマネジメントで知られ、早河会長からの信頼も厚い人物です。順当にいけば、早河氏が代表権のない名誉会長や最高顧問に退き、篠塚氏が会長へ昇格、次代の専務・常務級が生え抜き社長に就任するというトロイカ体制の青写真が描かれます。
しかし、局内関係者の証言によると、現場における早河氏の存在感があまりに突出しているため、「早河氏の完全引退後は局内のパワーバランスが崩れ、派閥抗争が激化しかねない」という警戒感が根強く残っています。ドラマ制作部門、報道局、バラエティ部門の利害関係を力技で抑え込めるカリスマが不在であること、さらに株主である朝日新聞社や東映との複雑なステークホルダー関係を捌ける実力者が他に見当たらないことが、退任を先送りさせている本質的な理由です。