防風通聖散ビフォーアフターの真実!1〜3ヶ月で腹回りは痩せる?
広告のイメージから「誰でも飲むだけで痩せる魔法の薬」と誤解されがちですが、防風通聖散で痩せない理由の最たるものは「体質(証)の不一致」と「摂取カロリーの過信」にあります。
漢方医学において、防風通聖散は「実証(体力があり、暑がりで、食欲旺盛、腹部に皮下脂肪が多く便秘がち)」の人に向けて処方される方剤です。これに対し、冷え性で疲れやすく、下痢をしやすい、あるいは筋肉量が少ない「虚証(きょしょう)」の人が服用すると、胃腸機能が破壊されて代謝が逆に低下し、痩せるどころか体調不良を悪化させます。
また、行動心理学的な盲点も見逃せません。「漢方を飲んでいるから大丈夫」という心理的安心感(モラル・ライセンシング効果)から、無意識のうちに間食が増えたり脂っこい食事を選んでしまうケースです。防風通聖散が持つ代謝促進作用による消費エネルギー増加は、1日あたり数十キロカロリー程度に過ぎません。薬の力以上に過剰なカロリーを摂取していれば、当然ながら脂肪組織が減ることはありません。