テレビがつまらないのは芸人のせい?内輪ノリと規制が生む衰退の真相

テレビがつまらないのは芸人のせい?内輪ノリと規制が生む衰退の真相の背景について、専門知識を取りまとめてご紹介します。

Q1:なぜ最近のバラエティ番組は、どの局も同じ芸人ばかり出ているのですか?
A1:制作費削減とコンプライアンスリスクの回避が主原因です。冒険的な新人を起用して生放送やロケで不適切発言をされるリスクを恐れ、どんなフリにも無難に対応できる計算可能な「MC級中堅芸人」や「特定のひな壇レギュラー」にオファーが集中するためです。また、大手芸能事務所とのキャスティング調整(バーター出演)も顔ぶれが固定化する一因です。

Q2:昔のような過激で面白いバラエティがテレビで復活する可能性はありますか?
A2:地上波の無料放送という枠組みである限り、極めて困難です。BPOによる審査基準やスポンサー企業に対するコンプライアンス要求は年々厳格化しており、一度でもネット上で炎上すればスポンサーの撤退に直結します。過激な企画やエッジの効いたお笑いは、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、DMM TVなどの有料配信サービスやYouTube特番へと完全にシフトしています。

Q3:若手芸人がテレビよりも単独ライブやYouTubeを優先するのはなぜですか?
A3:表現の自由度と経済的リターンの両面で、ネット環境が地上波を凌駕したためです。テレビでは細かく検閲される自身の芸や世界観を無編集でダイレクトにファンへ届けられる上、再生数に応じた広告収益やグッズ販売、オンラインサロンなどを組み合わせることで、地上波タレントに依存せずとも高い収益性と表現活動を両立できる環境が整ったからです。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。