全国いこいの村の現在は?相次ぐ閉館理由と営業中名宿の評判を徹底解剖
「かつて全国に多数存在したいこいの村は現在どうなったのか?」という疑問に対する直接の答えは、「大半が閉館・解体されたが、生き残った一部の施設が地域屈指の人気リゾートとして大躍進を遂げている」という二極化の現実です。
自治体や民間へ引き継がれた後、なぜこれほど多くの施設が閉館に追い込まれたのか。現地取材や公的記録を分析すると、以下の3つの決定的な理由が浮き彫りになります。
第一の理由は、耐震改修と老朽化に伴う数億円規模の改修コストです。多くの建物は新耐震基準導入(1981年)前後に建てられており、2010年代以降、大規模な耐震診断と改修工事が義務付けられました。人口減少に悩む自治体や買収した中小事業者にとって、数億円から十数億円にのぼる改修費用を投じることは財政的に不可能でした。
第二の理由は、団体旅行から個人・体験型旅行への需要シフトです。昭和期に設計された大広間での大宴会や修学旅行の詰め込み型客室は、プライベート空間や洗練されたサービスを求める平成・令和の旅行者のニーズと激しく乖離しました。
第三の理由は、民間譲渡後の経営体力の限界です。引き受けた第三セクターや民間企業が当初の採算見込みを達成できず、赤字を垂れ流した末に撤退。跡地が更地化されてメガソーラー発電所に転用されたケースや、やむなく解体された事例が全国で相次ぎました。ネット上で「いこいの村が廃墟化した」と噂される背景には、閉館後に解体工事が進まず放置された一部の残骸写真が拡散されたという背景があります。