トー横のヒロは何者か?本名や年齢の噂と歌舞伎町の現在を徹底追跡
当時、現場を取材していたライターや関係団体の支援員は、界隈に出入りする大人たちと若者の関係性を「歪んだ互助関係」と表現します。家庭環境に恵まれず、虐待やネグレクトから逃れて新宿に辿り着いた少年少女にとって、無条件で居場所や食事、寝床を提供する年長者は、たとえ怪しげであっても一時的な「救い」に見えてしまう心理的トラップが存在しました。
界隈で活動していた元トー横キッズの少女は、当時の取材で次のように吐露しています。
「最初はすごく優しいお兄さんに見えるんです。話を聞いてくれて、コンビニで温かいものを買ってくれて。でも、少し仲良くなると『スマホの名義を貸して』とか『ホストの売掛を払うために裏バイトをして』とか、徐々に要求がエスカレートしていく。ヒロさんと呼ばれていた人も、誰かにとっては優しい人だったかもしれないけれど、別のグループからは危険人物として避けられていました」
このように、観察者の立場によって人物評価が真っ二つに分かれる点こそが、トー横界隈の人間関係の複雑さです。絶対的な悪人として振る舞うのではなく、親切心を装いながら徐々に搾取の網を狭めていく手法が、界隈の大人たちの典型的な行動パターンとして記録されています。