広島市立基町高校の偏差値と進学実績2026|原広司建築と倍率の真相

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基町高校を語る上で絶対に外せないのが、その圧倒的な建築美です。現在の校舎は創立60周年記念事業の一環として2000年に竣工したもので、設計を手がけたのはJR京都駅ビルや梅田スカイビル、札幌ドームなどの名建築で世界的に知られる建築家・原広司(はら・ひろし)氏です。

白を基調とした巨大なアトリウム(吹き抜け空間)には自然光が降り注ぎ、校舎内を斜めに貫くエスカレーターや空中回廊が設置されています。公立高校の概念を根底から覆すこの空間は、新海誠監督の大ヒットアニメーション映画『君の名は。』に登場する主人公・立花瀧が通う都立高校の内装モデルとして採用されたことでも全国的な知名度を獲得しました。公開から年月が経った現在でも、建築を志す学生やファンが視察に訪れるほどの文化的価値を有しています。

しかし、原広司氏が意図したのは単なる外見のインパクトではありません。この開放的な空間設計は、生徒同士が互いの存在を視覚的に認識し合い、刺激を受け合う「都市のような学校」というコンセプトに基づいています。4階に位置する美術教室の全面ガラス窓からは広島市街地が一望でき、豊かな光が創造的な思考を刺激するよう計算し尽くされているのです。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。