プリントTシャツのアイロンで溶けた?プロ直伝の失敗防ぐシワ伸ばし術
Q1:プリント部分にアイロンがくっついて溶けてしまった場合、アイロン本体の焦げ付きはどう落とせばいい?
A1:無理に金属ヘラなどで擦るとアイロンのコーティングが剥がれて再起不能になります。電源を抜き、アイロンの底が手で触れる程度の「ぬるま湯の温度」まで冷めた段階で、水で濡らした激落ちくん(メラミンスポンジ)や、エタノールを含ませた不要な綿布で優しく拭き取ってください。頑固に固着している場合は、アイロンを低温で少しだけ温め直して樹脂を軟化させ、不要な厚手の布を押し当てて樹脂を布側に転写させて取り除く方法が有効です。
Q2:衣類スチーマーならハンガーにかけたままプリント部分にも使って大丈夫?
A2:ハンガーにかけたままであっても、スチーマーのヘッドをプリントに直接押し当てる行為は厳禁です。スチーマーの蒸気は100℃以上の高熱であるため、ラバーインクの気泡化やフィルムの剥離を招きます。衣類スチーマーを使う場合は、ヘッドをプリントから最低でも5cm以上離し、無地部分の生地の裏側から蒸気を当てて手で軽く引っ張るようにシワを伸ばしてください。
Q3:あて布の代用としてティッシュペーパーや新聞紙を使ってもいい?
A3:ティッシュペーパーや新聞紙は絶対に使用してはいけません。ティッシュペーパーは熱によって繊維がプリントの樹脂に細かく埋まり、白く毛羽立って取れなくなります。また、新聞紙は熱と圧力によって印刷インキがTシャツ側に色移りし、黒く汚れてしまう重大なトラブルの原因になります。紙類で代用できるのは、耐熱処理が施されたシリコンコーティングのクッキングシートのみです。