角田美代子と尼崎事件の真相|支配の手口と相関図を徹底解剖
尼崎連続変死事件の表面化は、2011年11月に尼崎市内の貸倉庫に置かれたドラム缶から、当時66歳の大江和子さんの遺体がコンクリート詰めで発見されたことが契機でした。逮捕されたのは大江さんの長女や次女、その元夫ら親族一同でしたが、捜査が進むにつれて事件の糸を引いていた「角田美代子」という黒幕の存在が浮上します。
兵庫県警の本格捜査によって、大江家のみならず高松市の谷本家、尼崎の橋本家、遠藤家など、無関係に見えた複数の家系が角田美代子を中心に蜘蛛の巣のように絡め取られていた実態が判明しました。2012年には岡山県日生湾の海底からドラム缶に詰められた男性の遺体が引き揚げられ、さらに尼崎市昭和通のマンション床下などからも複数の遺体が相次いで発掘される事態へと発展します。
報道各社の取材や警察の発表資料によると、確認された変死者・行方不明者は関連を含めると8名以上、被害総額は年金や保険金、不動産売却益など数億円規模に達しました。最大の特異点は、角田自身が直接手を下すのではなく、被害者家族の中に「加害者」と「標的」を作り出し、親族同士で殴打や拷問を強要して死に至らしめていた点にあります。