芸能人のペットロス克服法と真相|うつや活動休止を乗り越えた涙の理由
ネット上の掲示板やSNSでは、「ペットロスの一番の薬は、すぐに新しい犬や猫を飼うことだ」というアドバイスが頻繁に交わされています。しかし、心理臨床の現場ではこの通説に対し強い警告が鳴らされています。
心の整理がつかないまま早急に新たなペットを迎えると、亡くなった先代と無意識に比較してしまい、「あの子はこんな粗相をしなかった」「あの賢い子とは違う」と新しく迎えたペットに失望感を抱く「リプレイスメント・シンドローム(代理児症候群)」を発症するリスクが跳ね上がります。結果として新しいペットに愛情を注げず、二次的な罪悪感に苛まれるという最悪の悪循環を招きかねません。
ペットロス新しいペットを迎える時期について、精神科医やグリーフケアの専門職は「先代の思い出を涙なしで他人に語れるようになったか」「新しい子を『先代の生まれ変わり』ではなく『まったく別の独立した一つの個性』として愛せる準備ができたか」を最低条件として挙げています。著名人のなかでも、悲しみが癒えぬまま周囲の勧めで次の動物を迎えたものの、数ヶ月間どうしても抱きしめることができなかったと告白した事例があります。「寂しさを埋めるための衝動買い」は、飼い主と動物の双方を不幸にする危険な選択肢です。